害虫

害虫 · 30日 4月 2022
昨夜からの雨あがり、そろそろ注意しなくてはと思い念入りに畑でハマキムシをチェックした。やはり発生している。この季節はそんなに被害が出ないとされているけど、これからの新芽が伸びて来年果実が着くのでできるだけ大事にしたいと思う。今日か明日でデルフィン顆粒水和剤をまく。樹が弱るとゾウムシもハマキムシも発生しやすくなるので叩くべき時に叩いておくにこしたことはない。それでも今年は肥料成分の窒素を控えめにしたのでムシは少ないと思う。農薬はわざわざ使いたくないけど必要とあれば使う主義。理想として有機栽培のオリーブオイルは作りたいけど、なんのためにかと考えるといろいろ思うことがあるので現状では作る予定はない。先日知り合いが有機JAS認証のオリーブオイルが手に入り早速食べたと言っていたので、「美味しくないでしょ?」と聞いたらやはり美味しくなかったとの事。病気が発症する前に収穫しないと収穫量が減るのでどうしても早摘みになるからオリーブオイルとしてベストなタイミングではないのは当たり前。ただ補足じゃないけど、有機で作られたオリーブオイルの売りは美味しさじゃないよと言っておいた。山梨は美味しいオリーブオイルができる土地なのでしばらくはクオリティの高さを追求してから有機JAS認証を考えようと思う。栽培方法によるけど有機栽培の方が作業は楽だし。美味しいオイル作りに納得したら次のステージとしてやっていくにはいいかもしれない。

害虫 · 20日 4月 2022
今日は業務委託の畑で作業。去年はこの時期にカイガラムシが発生していたのでチェックするとやはり発生を確認、殺虫剤散布をした。カイガラムシはあまりにも気持ちの悪い画像なので掲載は自粛。そのかわり発生しはじめで、まだそんなに被害は出ていないけどハマキムシがいたのでその画像を。5月はあまり大量発生しないけどそれでも被害が出るとオリーブの樹全体のバランスは崩れるし、余計に窒素過剰の症状が出てしまうのでできるだけ防除したほうが無難で、天気を考えると今日の殺虫剤散布がこの畑では適期と思う。毎年GWくらいにハマキムシは発生するけどその前には毛虫の被害が出るのでなんだかんだ毛虫とハマキムシを駆除するとなると殺虫剤も二回散布がいいかもしれない。もしくは殺虫剤散布を一回にしたいならハマキムシの発生に合わせて農薬散布するよりは先の毛虫の発生に合わせたほうが良いと思う。なぜなら毛虫に葉を食べられる事により窒素過剰状態になりハマキムシの被害が出やすいからだ。この辺は栽培している人が考えてやればいい事だけど自分の経験上はそう思う。この畑は今年2シーズン目だけど今年は花芽も結構付いているので着果すれば面白いけど何より降水量が2000ミリは軽く超える地域なので殺虫剤はもちろん殺菌剤も頻度が多くなる。農薬には回数、時期などに限りがあるうえに特性上、菌、虫に耐性をつけてしまうかもしれないので良く考えないといけない。あと問題となるのは肥料で雨の多い地域は流亡しやすい成分などに配慮して小豆島の時とはバランスを変えないといけないと思う。特に窒素は最低限でいいと思うし、できれば有機で緩効性のものが自分は望ましいと思う。他には水分が過剰な伸長をさせてしまうのでカルシウムなどを如何にPHを上げすぎずに樹に与えるかが重要になる。雨が多い地域で収穫量を増やすには考える事、しなくてはいけない事が多いけど、それも含めてやはりオリーブ栽培は最高に面白いと思う。これが放っておいても果実が着く作物で土壌も適応性が高く病気だけを気にして農薬散布する作物の場合は面白くない。あくまでも個人的な思いだけど。

害虫 · 16日 3月 2022
今日は西にある企業の圃場で仕事。剪定をしているとヒラヒラと見覚えのある蛾らしきものが飛んでいる。出た!マエアカスカシノメイガ!しかし今日この圃場だけでも10匹以上は見ているけど毎年春にこんな数の成虫見たっけかなぁ?ひょとして今年は春に結構出るのかもしれないので注意していないといけないかも。この蛾は春にそんなにハマキ虫の被害出さないんだけど少し怖い。春に成虫の数が多くなると秋には大発生もあり得るので気をつけなくてはいけない。秋に被害が出ると栄養過剰状態になるので炭疽病も出やすくなるし翌年にはゾウムシもの被害も出やすくなるのでたかがハマキ虫とは思えないのが自分の感想。ところで西日本ではすっかり春らしく圃場の雑草も生えてきている。山梨ではまだそんなに伸びてはいないので季節の変わり目に住んでいる地域以外に行くと季節をすごく感じやすい。作業をすれば汗もかき、晩酌がビールで始まるのがとても嬉しい季節で楽しくなってくる。もう少ししたら山梨でもビールが美味しい季節になると思うけど、もう少しかな。なにせコタツをしまうのは5月になってから。朝が冷えるから。

害虫 · 26日 8月 2021
実はこの画像山梨ではない。山梨でも少し前からカメムシは確認していたけど画像の畑は自分がオリーブ栽培し始めてから見てきたカメムシ発生の状況で一番多く確認したと思う。高さ3m程度の樹で20匹くらい確認した樹もあった。自分は虫の中でもカメムシは一番ではないけどすごく嫌いなので見ているだけで気分が悪くなる。早速準備して殺虫剤を散布。散布直後は普通に生きていて薬が効くか心配だったけど散布を全て終えた時には樹の下にひっくり返りピクピクしているカメムシを確認できたので一安心。カメムシには申し訳ないけれど、そのままだと被害が大きくなりそうなので駆除させていただきました。今回の発生状況は自分が見てきた中で過去最高規模だったと思うけど、他の地域は大丈夫だろうか。特に西日本の方がカメムシ多いと思うので栽培者は気が気でないと思うけれど。なるべく農薬を使わない人、特に有機栽培の方なんかはカメムシの場合どうやって駆除するのか、もしくはそもそも駆除しないのかがちょっと気になる。有機栽培に限らずハマキ虫なんかは樹が小さいうちは自慢げに虫は手で潰して「うちは極力農薬は使わない」なんていう人が多いけれど樹が大きくなると脚立に登り駆除する人は見たことも聞いたこともない。結局農薬使うか理由をつけて放置している人が多いのだろう。カメムシは何と言っても臭いし逃げ足も早いし飛翔能力が凄いので皆どうしているのだろうか。有機栽培の人は見て見ぬ振りなのか、それとも頑張って網など使ってでも捕殺しているのか、はたまたカメムシが来ないサイクルが畑に存在しているのかも。忌避効果のあるフェロモントラップなどあるけど果実の収穫目的でのオリーブ栽培では使えないので何か方法はないかなあ。ハマキ虫は農薬以外でもある程度コントロールはできるのでカメムシもきっとあるはず。

害虫 · 03日 8月 2021
朝の綺麗な景色。...

害虫 · 16日 7月 2021
草抜き。暑い中這いつくばって草を抜くのだけれど抜いた草の根の部分にコガネムシの幼虫がいることが多い。雑草の根を食べてるみたい。オリーブ栽培でよく聞かれるのがコガネムシとスズメガの幼虫による食害だけど家などでポット植えしている方に「気をつけてください。あれはやばいですよ」と何故か興奮気味に言われることがある。きっと自分はひどい目にあわされて親切心で僕に教えてくれてるのだろうけど全然心配していない。自分もポット栽培しているのでポットでコガネムシ、スズメガの幼虫が発生した時の悲惨さは分かっている。逆に露地栽培での被害も経験している。コガネムシははっきり言って被害と認識したことがない。スズメガは認識できるけど正直4mもあるオリーブの一部分しか食害されないし葉だけ食べ茎や芽は綺麗に残っているのですぐ再生する。なので可能性0では無いけど露地栽培においてこれらの虫は害虫というレベルにはならないと思う。 昨日のゾウムシの方がよっぽど怖い虫。しかも昨日はブログをアップした後に畑に行って草抜きをしたら羽をしまいきれていない飛んできたばかりのゾウムシを自分のオリーブの樹で発見した。あまりにもタイムリーでびびった。他所の畑のこと書いている間にまさか自分の畑で発見するとは思わなかった。ゾウムシは殆ど歩いての移動だけど、もう10年前くらいだろうか捕獲したゾウムシを虫かごに入れて皆で観察した時も羽を広げ飛翔しようとしていたのを見た時がある。その時も7月だった気がする。この季節、湿度と気温の上昇でゾウムシが活性が高いようだ。

害虫 · 15日 7月 2021
朝昨日降った雨が乾き草が抜きやすくなるまで時間があったので、久しぶりに山梨のオリーブアナアキゾウムシスポットに行ってみた。前回見た時から2年くらい経っているけどその時よりひどい状態になっていた。穴だらけ。...

害虫 · 08日 7月 2021
昔の職場での写真。卵から幼虫が孵化したばかりの映像。すごく気持ち悪いけどなぜか見入ってしまう自分は病気なのだろうか。正体はカメムシ。...

害虫 · 01日 5月 2021
ついに山梨でも今年初のハマキムシがでた。 気象条件でハマキムシも主要オリーブ栽培地域より遅いけど今日初めて確認した。10年前の小豆島と同じ発生時期。 明日対処するけど今年はカイガラムシも確認した年。 これから害虫も病気もどうなることやら。難しくなりそう。...

害虫 · 28日 4月 2021
今日畑でカイガラムシを確認した。 山梨では初めてでこれから予防のスケジュールが変わっていきそう。 昨年からの干ばつの影響で今年がたまたまであれば良いのだけれど、これが毎年になると少し面倒。...

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