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ピクアルの成長で思うこと

昨年挿し木して今年発根した状態で植えたピクアル。この畑はとえも良い土で水はけも良くオリーブには最適の畑で自分の中でこれまでで一番良い畑。おそらく心配している苗の冬越えも、ここなら難なく春まで持ちこたえそう。なんで土がよければかというと根が深く張るのでというのはこれまでも書いてきたけど本当に畑の条件がほとんど全てと言って良いくらいオリーブ栽培は土壌が大事。例えば耐寒性に限度はあるけど土によってはこれまで寒さで育たないと思われた地域での栽培も可能と考えられる。この土壌で山梨の寒さでこれからの冬ピクアルを枯らしたら自分が原因。そのときは気象条件のせいにしないで反省してまた研究を重ねて畑も最初から作り直す。でも実は迷いも生じている。畑が良すぎるのでこのままピクアルメインの畑で良いのかということで悩んでいる。苗も改植するなら小さいうちが楽だし成長にも大きく影響しないので今から来年どうしようかと日々考えている状態。これだけ良い畑なのでおそらく炭疽病なども少ないはずなので耐病性が低いノチェラーラ、アスコラーナなどの品種も良いのではないかと思う。別にピクアルがどうでも良いわけではないけど希少品種である方がこの畑には良いかと思うし、そうすることで山梨のオリーブ栽培にも貢献できるのではと思う。ピクアル自体は現状でも日本である程度栽培が容易であることはわかっていて、あとはオイルの質量の部分も数年でわかってくる。その時までもうすぐなので、今から他の品種を着手した方が良いかも。散々悩んでみようかな。