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収穫 栽培用苗

今年から販売用に生産開始した果実収穫を目的とした苗。画像は挿し木で発根したもので、自分の畑に来春植樹予定のものを含め今年は畑で管理して秋〜冬には寒さ対策でハウスに移動予定。小さいうちから支柱をすることで成長に大きく差が出るので支柱立てはとても大事な作用になり大変だけど必須。成長につれてある程度の高さまでは曲がったりした主幹を矯正するのでその時も支柱が必要になってくる。正直現段階では販売をして商売が成り立つのかはわからないけど、自分が来年植え付ける予定の品種でもあるので大事に育てたい。収穫をメインにした栽培の場合自分の経験では苗は一年生もしくは自分の好みにあったものでないと後で苦労する。良い苗であれば一部の品種を除いては植樹してから3年で果実が着くし、剪定などでも悩まずに済む。もちろん適切な管理ができていることが前提だけど、そもそもオリーブ栽培を始める人は適切な管理など分かるはずもないから最初は経験者に聞くのが良いと思う。ただ自称「コンサル」、「経験者」には気をつけないとダメ。例えば小豆島の人でも気象条件が違う場所で育てたことない品種は未知の世界の筈で、そもそも雨が多い地域でミッションなどの品種は難しくなる。他にも教える人が立派に果実を生らしているかが目安にもなるけど、どう考えても自分が収穫量少ないにもかかわらず偉そうに教えている人の噂を聞くことも多い。気象条件、土壌なども大きく影響するので品種もとても大事になってくる。苗も大きければ良いとは限らないし、ではどこを見て選べば良いのか。まずは樹形で、細かい枝は除去できるけどメインの枝は除去できないものや、作り直さなくてはいけない苗は選んではダメ。ここすごく重要でこれだけで1年、下手すると2年は収穫が遅れてしまう。最低でも地表から50cmは主枝、亜主枝などを出す必要性が収穫用の場合低いので苗が小さいうちは将来一本にする姿を想像すると良い。実際やってみないとイメージしづらいと思うけど、正直経験者でない限り成果をあげている経験者に対価を払い教えてもらう方が結果的には早く収穫でき栽培に関しては投資を回収できる。そうでない人をたくさん見てきたけど数年あるいは10年以上赤字のままであることが多いと思う。企業で大規模の栽培をして一体これまで幾らお金を捨ててきたんだろうってところも数カ所知っている。増えるオリーブの産地化。観賞用ではなく、そろそろ収穫用で栽培地域に合わせ育てやすさ、オイル量などのアドバイスができる苗木屋が必要ではないだろうか。生活がかかっているのであれば自己流はやめた方が無難。