· 

オリーブの成長

知り合いから問い合わせがあり今日写真を撮った。2019の4月に植えたチプレッシーノだけどこの畑は水分が多いのか2年半で3mを超えた。もともと30cmの苗だったけど少し普通ではない成長に思えるし実際水分が多いとも言える可能性として昨年末からの干ばつでは被害が深刻だった。じゃあなぜ被害が大きかったかというと水分が多ければ根が張れないし、根を張る必要もないので根が浅いオリーブの樹になってしまう。そこに干ばつなどがあると乾きやすい地表に近い層にしか根が無い場合は乾燥に対応ができるわけないし、根が動かない冬なので水分のある深層まで根が伸びないので樹が乾き弱ってしまうというわけなのだ。そんな状況があったにも関わらずこの畑の樹は生育が旺盛。なのでこれからオリーブ栽培を始める人は成長してからの事を考えれば水はけを改善した畑である程度の大きさまでは潅水などしてできるだけ短期間で樹を大きくしつつ大きくなったら潅水を必要以上に行わず果実を着けて効率よく収穫する事ができるのではないかと思う。オリーブ栽培は何かに偏ってはダメだと思うし、その土地でバランスよく行うのが大事と思うので一概に言える事は無い。今日も山梨で共にオリーブ栽培している方と話をしたけどオリーブの栽培はセンスも必要、センスがあればなんとかなるけどセンスが無い場合努力が必要。まあこれはどの分野でも一緒なんだと思うけどオリーブの場合センスがあると自負していて実際うまくいかない人たちが多く、決まってそういった人たちは農業経験が不足したいる場合が多い。