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着色

今日は湿度が高いなか草抜きをして汗ダラダラで昼食の時には足がつったり少し疲れた1日となった。夕方畑を見回りしていたらノチェラーラの果実が色づいているのを発見。マンザニロ、レッチーノ、ネバディロなんかは色が着いてきているけどノチェラーラは昨年より少し早い。昨年は10月中旬に少しづつ色が着いてきたけど今年は20日くらい早く色がついたので少し戸惑いもある。まだこの品種を単一で搾ったことがなかったためオイルの歩留まりがまだわからない。昨年の熟度の進行を考えれば決して早生ではないのでそれなりのオイル量が期待できると思っていたけどあまり早い段階で熟すと風味など考えたらタイミング的にオイル含油量が少なくなる可能性も出てくる。オリーブ栽培はオイル、漬物の品質と耐病性、オイルの量、果実の大きさと色々な要素で有利な品種にしなくてはいけないのでこの品種がオイル量が少ないとなると期待していた品種なだけに今後の予定も変わらざるを得ない。ただ今年4シーズンで植樹してから3年半ではあるけど20kg程度は取れそうなのでなんとか単一で搾り品質と歩留まりのデータは取れるかもしれない。耐病性に関しては問題はあるものの品質、歩留まりがよければ自分の農園では主要品種にするつもりなので今年なんとかデータを取り、来年以降に植樹数を増やしたい。色々な品種を試験的に栽培しているけど分かることといえばミッションの汎用性の高さに尽きる。この品種も病気には弱いけど成長は良いし果実も大きいしオイルも多いし果実の着きも良い。しかも雨が多い地域では栽培が容易ではないので今後日本中でオリーブ栽培が増えれば結果ミッションの希少性から小豆島のオイルも評価が高くなると考えられる。当然ミッションも栽培するけど今年のノチェラーラの搾油がとても楽しみ。日本産、どんなオイルになるだろう。