· 

コロネイキ

今週は天気も安定せず湿度が高いので蒸している。

そんな時期に畑に行くたびに大きく成長しているのがコロネイキ。30cmほどの苗を植えて2年4ヶ月でどんどん成長している。わずかだけど果実もついたので来年に数kgは果実が取れると思う。

小豆島でもコロネイキを始めている人は少しいるけど、なにせ果実が一番小さい品種らしいので収穫のコストがかかる。ただオイル含量が多いので搾油が上手な人であれば歩留まりは良いので採算は合うかもしれない。

品質はどうか?前職ではこの品種と他2品種のブレンドでロサンゼルスのコンテストでベストオブクラスを受賞したので日本では優れた品種だと思う。

果実の生りも毎年安定して着くし土壌への適応性も高いので栽培の難易度は高くないと思う。問題はハマキムシ。葉はもちろん果実の密度が高いコロネイキでは果実の間に入り食害してしまうのでそこも難点。

先日支柱の事で説明したように収穫効率の問題、ハマキムシの問題をクリアできればすごく良い品種は間違いないので支柱の事は毎日考えるしハマキムシは農薬ではあるけど有機JASでも使用が認められているデルフィン顆粒水和剤で対応できるのでコロネイキも主力になる可能性は高い。

品種ごとに果実が特徴を持っているものもあればオリーブのように樹、果実に特徴があるものもあるので農業は最高に面白い。