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レッチーノ

やっと雨が上がり畑へ行くもできる事はほとんど無い。

レッチーノをぼんやりと眺める。この品種はトスカーナなどで多く栽培されている品種で日本ではここ10年以内で栽培を始めた人たちが多く植えていると思う。理由はおそらく小豆島と違ったものでと考えイタリアの有識者などに聞いたり、知ったりして選んだのだろう。なぜ日本で歴史のある小豆島でメジャーにならなかったのであろうか。日本では果実が多く生りにくい、油分量が優れていない、果実が小さく収穫の効率が悪い、オイルの味にインパクトがあまりないなどが自分の見解。

日本では台風があり支柱が必須などで機械収穫が出来ないにもかかわらず果実が小さく収穫の効率が悪い品種を推奨する外国人が多いことがままある。それでもコロネイキのような日本でも油分がそれなりの品種であればなんとか採算は合うと思うが早生よりのレッチーノ、アルベキーナなどは日本の栽培スタイルには適正とは思えない。多くの本数で収穫時期をずらすために早生と晩生品種を計画的に植えていけば良いけど考え無しに植えると大変かも。自分も解っていながら苗代をうかすために植えてしまった。実はどこかのタイミングで改植しようか迷っている。どうしようか・・しかも昨年末からの干ばつで今年は果実が殆ど着いてない。とりあえず改植して2年で果実を生らせるために改植用の樹を作るしかないかなぁ。自分が言えたことでは無いかもだけど、皆さん栽培品種は計画的に。