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ノチェラーラの苗 接木

ノチェラーラの接ぎ穂から新芽が出てきた。約3ヶ月。

少し頼りない色でまだ枯れる可能性もあるけど、4本接いで一本は完全に失敗して2本は新芽が吹いてきた。残り1本は様子見。

youtubeなどでヨーロッパのオリーブ接木を見ると簡単に接木してる。挿し木もそう。でも日本ならではの方法があると思う。理由は湿度の違いで水をあげれば腐りやすいし、下手すると巻いたテープの内側から腐食が始まってしまう。まだまだ良い方法はあるのだろうけどとりあえず活着率が良い方法を自分なりに見つけた。

山梨では設備によるけど挿し木より接木のほうが都合が良いかもしれない。寒さで冬越えが厳しいので接木でもリスクは変わらない。

どちらにせよ早くハウスを建てたいし加温の設備も欲しいので地道に頑張るしかない。

接木がうまくいけば欲しい品種が増やせるのでとりあえず台木を挿し木で増やしてシーズンに備える。

ノチェラーラはオイルも漬物も大好きな品種なので畑1枚くらいはこの品種の畑にしたい。ただ育ててみての感想は自身の葉で傷がつきやすいのでマンザニロと同じような品種だと思う。

多少の傷はオイルにできるのとオイル量はマンザニロより多いと思うので期待している。あと傷がつきやすい品種は果皮が柔らかいので食感が良い。

接木のでき次第で畑を増やしたいけど、お客さんはそんなに品種は気にしないと思うので自分の楽しみみたいなものになる。

それでも自分が美味しいと思うものを商品化してお客様に届けたいのでこういったこだわりを持ち続けたいし、せっかく独立したのだから好きにやってみる。