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観賞用マンザニロ

今日は草抜き。夕方にボチボチと草を抜いていたら耳元にプーンと蚊の羽音が聞こえてくる。湿度が高いので蚊の季節になったと感じる。

もうすぐ殺菌剤を散布する予定だけど少し時間があるので昨年抜いて鉢植えにしたマンザニロを眺めていた。

無事冬越えして元気に伸びているのでこういう状態のものは見てて落ち着く。

もうすぐ肥料もあげてさらに元気にしたいと思う。

マンザニロはスペイン原産で小豆島主要4品種の一つ。最近は新たに植樹する人が少なくそのうち国内の栽培において希少品種になるのではないか。栽培が少なっている理由は果皮が柔らかく自身の葉で傷がつきやすく、オイルも少ない。それでいて成長がゆっくりで太さより伸長に偏るので樹形のコントロールが面倒。

でも新漬けにすれば種と果肉の実離れがよく柔らかくて美味しい品種。オイルも全体的に優しい味になりがちだけどバランスが取れていて日本で育てたオリーブを搾った場合には単一でのバランスは優秀な品種だと思う。

早生品種なので隔年結果は出にくく、逆に果実は着き過ぎると小さくなるので剪定は少し強めのほうが自分の経験上良いと思う品種。

画像は観賞用でこれから形を整えて綺麗に仕上げるつもり。ポット植えだと大きくなりすぎず玄関に置いておけるので常緑のオリーブは綺麗だしこのサイズだと支柱も不要なので管理も楽。オリーブの世界は栽培、加工品より珍しい品種や観賞用の方がファンが多い気がするけど両方面白い。