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挿し木 その後

12月上旬から挿し木をしていて先日に試しに一本抜いて経過観察としてカルス形成を確認した。この時期にこれだけの状態ならもうすぐ発根の見込みがあるので順調と言えるのではないだろうか。小豆島でミッション種を挿し木していた時はなんだかんだで4月の終わりころに発根するので植え付けがどうしても5月くらいになってしまい植え付けても水やりに気を使う事が多かった。山梨での冬の挿し木は凍結するので行っていなかったけど、今年から少し設備を整えてやっているのでうまくいけば3月中に発根するかもしれない。そうすれば少しの期間根を強くしてから鉢植え地植えを実施して日差しが強く、気温も高くなる前に活着させる事ができるので水の心配も少なくなるし、ワンシーズンでの成長もより良くなるので今年は期待したい。今行っている挿し木の方法は接木にも応用できるので、この方法がうまくいけば本格的に苗の生産に取り組むつもり。品種で発根するかしないかの差もあるけれど成功率が上がれば当然良い苗の生産率も上がるので、これまで自分が欲しかったような苗を生産してオリーブ栽培をこれから始める人たちに良いスタートダッシュができるように貢献できればと思う。苗のデキで果実が取れるまで2年くらい遅れてしまう場合があり、樹形、質などがとても大事になる。残念ながら収穫用の苗が日本ではプロフェッショナルが生産している事がとても少ないので自分がオリーブ苗(収穫用)のプロになれれば嬉しい。