新しい道具を購入。土起し。何に使うかというと硬くなった土壌に差し込み土を起こし土壌に空気を入れつつ耕盤層(硬盤層)をほぐすのが目的の道具。トラクターなどで掘れる深さは概ね30cm程度まで、小さい耕運機ではせいぜい20cmくらいなので機械の重量や人間の踏圧である程度の深さには硬い層ができてしまう。それでも植え付け前に土壌を作り栽培中は樹の周囲をトラクターで掘ればそう問題はないけれど、機械を入れられない畑がある。傾斜地だ。土を起こせば雨が降った時に流れてしまうので現状では堆肥を置き草抜きの際に混ぜ込む程度しかできなかったので今年からこの道具を使ってみる事に。パワーショベルがあればリッパーで、大きい畑である程度大きいトラクターがあればサブソイラ、プラソイラなどが理想だけど畑潅の配管があるようだとこの道具で手作業しかないと思う。まあ最初にしっかりと穴を掘り樹の周囲だけ管理機で問題はないと思うけど水はけが悪い畑には効果が出るのではないかという目論見なので傾斜地、水はけの悪い畑に限り使ってみようかと。やはり機械が揃えられる環境が一番だけど日本の農業では代々続く農家か、運の良い人くらいしかそんな大きい土地は巡ってこないのでしょうがない。農地は農地法で縛りもあるのに所有権で新規就農者には畑を借りる事でさえ容易ではないから耕作放棄地も多いし農地なんて国有化すれば良いのにと何回思った事か。今さら難しいだろうけどそういった問題が農業の担い手が少なくなる理由でもあると思う。殆どがキツい、汚い、儲からない。
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