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乾燥

逆光とピンボケで見にくいけど今年の春に植えた苗。写真でもわかるように寒さと乾燥対策で不織布をまいているけどこれは実験で葉先を露出させたもの。案の定というかやはり葉先が乾燥してパリパリと音を立てて粉々になった。樹が若いうちは寒くても樹がある程度成長してしまい新芽などが成熟しないうちに凍るような寒さになった場合はこうなってしまう。小豆島では経験した事が無い現象だけど山梨に来てからは毎年おなじみの事。葉先だけなら影響は少ないので問題無いけどもっと下の部分が凍結したりして枯死してしまうと植え直しになってしまう。保水量も少ない小さい個体はこうなりやすいので寒く11月12月に雨が少ない地域はできるだけ大きい苗を最初に植える方が無難な気がする。雨も吸い上げている時期に降らないとダメだし結局は土作りが一番大事になる事を改めて感じる。土作りがうまくいけば夏も冬も水の影響が少なくて済むし、病気も少なくオリーブ果実の品質も上がるので、いかに土壌をオリーブ向きに近づけるかが肝。昔小豆島でオリーブ課、課長に言われた。「自己流よりもうまくいっている畑を真似しなさい」