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新しい搾油機

搾油機の指導に行ってきた。場所は愛媛県の松山で、これまでは小豆島で搾っていたので果実量の増加に伴い搾油機を導入したというご夫婦と新しい搾油機を試運転。この搾油機、先代とどこが変わったかというとマラキサーからデカンターへの送り込みがスクリューからポンプへ、クラッシャーとデカンターの動力モーターがこれまで一緒だったものが別々に、デカンターのジャケットが開けられるようになり洗浄も可能、それとオイル抽出口がパイプからオープンになりオイルの状態がよく見えるようになった。それに伴いスイッチも一つ増えた。早速搾油開始。果実はマンザニロ以外の小豆島主要4品種の三種混合。色々な搾油機を動かしてほとんど理屈は一緒なのでやることも一緒。程なくしてオイルが出てきた。少し果汁が入っているので対応を施したら綺麗なオイルが出てくるようになり問題なく最初の搾油を終了。二回目も同じように作業を進めて無事搾油終了しオイルは結果10.46%の搾油率。このサイズの搾油機では上々の結果だった。先代機との違いもわかり、コツも掴めたので自分にとっても収穫だし搾油にあたり果実量もしっかりあったのでスムーズな搾油機試運転となった。ご夫婦はこれから自分たちで搾油していくことになるけど果実は十分あるので覚えるのも早いと思う。搾油機に対しての自分の感想はというと先代機より格段に良い。いくつか必要なオプションをつければもっと扱いやすくなるし良い搾油機だと思う。搾油機、自分が任せられる人がいれば買わなくてもと思っていたけど、これはいいかも。