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搾油の失敗例

小豆島でも搾油は終盤にさしかかってきたと思うけど古い画像を見ていたら搾油機のデカンターノズルの設定を失敗してオイルがポマスに混じった状態のものが出てきた。懐かしい。おそらく搾油機を導入した年のもので搾油機の特性とかをまるで理解していなかった時。今でこそある程度はわかってはいるものの、当初はほとんど分からないまま運転していたようなもので会社という組織に属してたからできていた事だと思う。日本のオリーブ果実で特徴的な品種がコロネイキ。水分が少なくオイル量も多いので時期によるが他の果実と同じ設定だと失敗する時がある。当時は対処の方法も知らずに搾油が終わるまでなんとも言えない気持ちで搾油が終わるのを待つしかなかった。皆が一生懸命育てて収穫した果実だったので申し訳ない気持ちでいっぱいだったのを思い出す。その後、島の知り合いに聞いたり、自分でデカンターの中の事など勉強したりして失敗は無くなっていったけど、コロネイキで苦労する人は今でもいるのではないかと思う。コロネイキはギリシャ原産で世界一小さい果実、搾油も癖があるけどオイルとしては高品質。日本ではオイルに特徴が強く出る品種は少ないのでむやみに品種を増やすよりコロネイキが良いかも。収穫大変だけど。