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挿し木鉢上げ

明日雨が降りそうなので挿し木も良い頃合いと思い鉢上げするべく出してみた。やはり土で挿し木をした方が良い根が出ている。15cmのポットに鉢上げして今夜からの雨に当てることに。この画像はInstagramで動画もアップしているので見たい方はトップページ下のリンクからどうぞ。今回はうまくいったけど山梨で設備なしの挿し木は難しい。カルス形成と発根は温度が高いと活発(地温23度程度で根は最も活発)だけど湿度が高くなり雑菌が繁殖しやすいので枝葉が腐食しやすい。じゃあ秋からだと冬に凍結するのでこれもダメ。設備なしの場合季節や品種さはあるけど3〜5ヶ月程度は乗り越えないといけないのでどうしたら良いかと考えても設備なしでは気温任せと水やり都度適切に行うしかないのでとても難易度が上がる。最近思うことは設備なしで苗の繁殖を行うのは実生に接ぐ方が山梨では楽なんではないかということ。実生の発芽率を上げるのは水に漬けたり、外殻に傷をつける、苛性ソーダに漬けるなどの方法があるけど苛性ソーダを使わない方法が良いかなと思うので前職でも行っていた外殻を傷つけて播種してみるつもり。そこから発芽したものに接いでみるつもりで今年は時期的に無理と思うから来年春にやってみるけど接木も日本だと少し工夫が必要になる。とにかく解っていることは雑菌による腐食が挿し木、接木共に問題なので接木でも気をつけたい。まあ接木であれば病気に弱く挿し木NGな品種でも問題ないのでこっちの方が良いかもしれない。ちなみに実生は殻を割り中身をパーライトに播種したものが発芽率が良く、挿し木はうまくコントロールできる場合は真夏にレッチーノが一ヶ月ほどで発根したのが最短でした。