残暑?というかまだ暑さも続いてるけど今週半ばからは気温も少し落ち着いてくる予定なので作業がしやすくなる。一ヶ月後くらいからだろうか、テーブルオリーブの果実収穫が始まるだろうしその後は品種によってオイル用の収穫も始まる。そのオリーブ果実だけど今年は例年より大きい気がする。一昨年だかに小豆島でもルッカ種が異常に膨らんだらしい。その分オイルの風味は弱くなり当然歩留まりも悪くなったようだ。収穫量は上がるけど果実に対しての採油率が下がっただけで取れるオイル量の変動はあまり変化はない。ただ水分が多くなるのでポリフェノールなど水溶性成分は搾りかすの方に行ってしまうし、風味がどうしても下がりやすくもなる。これに関しては年間降水量が多い地域は不利になるので品評会などで賞を狙う人たちにとってはすごい気になることだろう。ただ雨が多くて良いこともある。まず受粉の時期の降雨はさておいて花芽が充実するので果実は多く着く傾向にあるし、樹の成長が早いので植えつけてから収穫できるまでのスパンが短くなる。樹は大きければ良いって物でもないけど小さいよりは大きい方が果実が多く着くし果実も大きくなるので、水ぶくれではなく樹が大きくなるのが好ましいが。山梨の果実もこれまでよりは今年大きい気がするけど搾油したらきっと歩留まりが低いはず。できるだけ品種ごとの適期に搾るのが最善だけどこれまた御天道様頼み。気楽にいくか。
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