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コルネスエロ・デ・ハエン

昨年コルドバ大学から取り寄せた枝を挿し木して発根したコルネスエロ・デ・ハエンという品種。充実した設備がない自分のところでなんとか越冬して今年の7月に地植えした個体。現状でなんとなくわかってきたこの品種の生育状況は暑さに強いというか他の品種がぐんぐん伸びる春には凄くゆっくりとしか伸びないのに暑くなると伸びだすということぐらい。これだけでも自分が経験したことのない特徴。なので甲府盆地の露地栽培で越冬できるかが心配でしょうがない。実際育てて見たことがない品種ではあるが寒さを乗り切ればテーブルオリーブとしては果実の形が面白いことと、味も個性が強くマニアというか好きな人にはたまらない品種のようだ。最低一本は路地植えで成木まで育てて種を保存したいので今年の冬は気合が入る。と言ってもやることやった後は自然が相手なので人間一人の力ではどうしようもないことが多い。都合の良い神頼みくらいしかできないかな。テーブルオリーブも、経営上は無難な品種で良いと思うが好きなことをする為に独立したので仕事できるうちはこういうことにチャレンジしていきたい。70歳なんてすぐだし。