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ネバディロブランコ

ネバディロブランコ。果実もだいぶ大きくなってきたけどこの個体実はコラティーナ種として入手したもの。

ところが果実がなってからと葉の特徴など確認したところネバディロブランコではないかと思うようになり、結局自分の中でネバディロに落ち着いた。

この個体は10年以上前に当時品種がめちゃくちゃで有名な苗木屋から購入したもので小豆島ではそこで買ったものは何の品種か判らないので買わない方が良いとされている事を後で知ったのでどうしようもできなかった。一本だけだし山梨で栽培用に買ったミッション(実はチプレッシーノ)40本みたいに金額も大きくなかったのでしょうがないので諦めもつく。

ネバディロブランコの特徴は成長が旺盛で節間が狭いので芽が多く花も多い。コンディションが良ければ果実もたくさん着くので受粉樹ばかりのイメージが強いけどオイルも上手く搾れば高品質のものになる。ただオイル含量はミッションよりやや少なく収穫の好機がタイトなのと低温により休眠期に入るのが早いので寒さが厳しい地域では取り扱いが難しいかもしれない。また根の方も発達が旺盛なので水分をよく上げる分凍害に弱いと聞く事が多い品種。小豆島で10年生くらいで70kg/本とった個体もある。一応漬物加工もできるけどやはりミッション、マンザニロと比較すると少し物足りなさを感じるのでオイルのみの品種として扱う方が良い。もちろんイタリアなどの品種は良いと思うけどスペイン原産のこの品種にこだわるオリーブオイル生産者があってもいいかも。旺盛な分剪定が面倒な品種だけどハートの葉っぱも多いし面白い。