モライオーロ

いろいろな品種で果実が膨らんできた。

画像はモライオーロ。イタリアのトスカーナなどで育てられている品種で、ほかにもレッチーノ、フラントイオ、ペンドリーノが有名どころだけど日本ではフラントイオ、レッチーノが多く出回っている。搾油方法、収穫時期、果実の状態などで風味は一概に言えないけどレッチーノは優しく、フラントイオは辛いものから優しいものまであり、モライオーロは概ね辛いオイルが搾れる。ただ日本産オリーブオイルでモライオーロの単一オイルは味わったことがない。栽培してみると少し早い時期に果実が色づき大きさも小さいので日本ではどうなのだろうか。経験上早生の品種はオイル含量が少ないのでその上果実が小さいとなると生産効率的には良くないということになる。生食のフルーツも早生は糖度が低く、晩生のほうが糖度が高い傾向にある。オイルのみの製造販売であれば収穫時期をずらす為に植えてもいいのかもしれないけど味がわからないので難しい。どうしようか、イタリア産モライオーロのオイルは凄く好みだけど。