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開店準備

オフィス兼店舗の内装もだいぶ補修が進んだけどまだやる事がたくさんある。

農作業も夏になり除草作業などが増えて忙しくなってきたのでお店の事に割ける時間が少なくなってきた。

それでも頑張って仕上げていくしかないので疲れているけど少しづつ進めていこうと思う。

別の話で今日殺菌剤散布をしたけど、その際に着果の状況確認をした。心配だった受粉、受精は子房が大きくなりどうやら着果したみたい。

これから大きくなり順調にいけば秋に収穫できそう。

最近いろいろな人が花が散りもともとあるはずの子房が現れている状況を勘違いして受粉したと言っている。

花が蕾のうちに花びらの部分を取ると子房は存在すると思うので来年にでも試すと面白いと思う。

蕾の花びらの部分を取ったときに子房がない場合は不完全花なので、その部分は受粉しようがない。

小豆島で受粉樹として推奨されているネバディロブランコなんかは不完全花が多く、結果花粉が多くなり子孫をより残そうとするみたい。冬の気温低下で他の品種より早く休眠期に入り水分を吸い上げず樹が乾燥しやすいので、雌しべに必要な水分、養分が足りず不完全花になると推測している。実際様々な品種で果実をよくつけるのは日本の土壌条件の場合は水分が多い畑が多かったり、日当たりがそこそこの場所などになる。ただ果実は着くけど後に窒素過剰などで病害虫が発症しやすくなったり、果実が取れても水分含有量が多くなり高品質のオイルを作るのが難しくなる。日本のオリーブ栽培もテロワールを意識する事が大事だと思う。