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植え付け

今日は新しい畑で苗を植樹。

苗といっても昨秋に発根したばかりのオリーブ。

 

よっぽどの苗木屋でないかぎり苗を購入しようと思っていないので品種がわかる自分で作った苗だと今はこの程度の苗しかない。

 

品種はピクアル。スペインでかなりポピュラーな品種でオイル用として期待している品種。

 

山梨では土が小豆島と違い木が大きく育つので比較的矮小というか成長がのんびりしている品種の方が果実が若い頃から着き始めて効率が良さそう。

 

気温の低下が早く寒暖差があり色付きも早い山梨においては少し熟度の進行が遅めの品種であるピクアルが良いのではと思う。逆に早生のアルベキーナ、レッチーノなどは油分が少ないうちに熟度が進行してしまうので質か量かでどちらにしても良い品質のオイルを効率良く製品化できないと思う。

 

小豆島に居た時、「結局ミッションは優れた品種だよ」と言っていた人がいたが今は本当にそう思わざる得ない。

ミッションは病気に弱く倒木もしやすく、オイルにしたらスパイシーさは強いものの味が単調でさらっとしておもしろくないという感じて色々な品種を確かめてきたけど、収穫の効率、オイル歩留まり、そして小豆島では出会わなかった風味のあるミッション種オイルが山梨ではできる。ちがう見方をすれば小豆島以外でミッション種を栽培してそれなりの量を収穫できる気象条件の栽培地は日本国内ではそうそう無いことに気づいた。

 

きっとピクアルも良いオイルができると期待してみたい。