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始まり

あけましておめでとうございます。

 

2017年に小豆島から移住し2018年からオリーブ栽培をスタートし、

今年から4シーズン目が始まるのですが春の植樹準備を元旦にしました。

 

山梨での2枚目の畑、盛りの桃がありましたが伐採してオリーブ畑にした「桃の畑」で穴掘り。

空いてるスペースに新たに植樹、品種不明のオリーブを抜き品種がわかっているものに改植します。

通常は重機で行うのですが新たに掘る穴は4つなのでスコップ一本で…

 

久しぶりなのでキツイ作業だと途中で思い出す。

やっぱり重機を借りればよかったかなぁ。

 

オリーブは通気性のある土壌でないと根の成長がよくないので植え付け前には穴掘り、

堆肥などを入れ攪拌して少しでも深い地層で根が機能するようにしないと

表層付近にしか根が張れないので乾きに弱くなる。

 

およそ1ヶ月後に苦土石灰施肥を予定して3月後半くらいに植樹。

ここはスペインの品種を植樹の予定しています。

 

ここからは愚痴。実は品種不明が現在40本程度植えてある。

小豆島でも信用できるのは主要4品種のミッション、マンザニロ、ネヴァディロブランコ、ルッカ、

小豆島を出てからは一部の苗木屋以外はプロ意識がない利益主義の苗木屋ばかりで、

品種の管理、樹形など適当なところが多いし酷いところはプラスチックポットごと汚く根巻き、納品してくる。

プラスチックポットの下から根が出てはいるが、とにかく不恰好で見たことがないし、

後の影響もわからないしで手抜きとしか思えない。

 

うちの被害としてはミッション40本注文したところおそらく全てチプレッシーノで、

漬物も作りたい僕にとっては最悪の事態。付き合いなどがあるので追求もしづらく、

2年も経つがモヤモヤが晴れず苗は絶対的な信用が大事と最近思い知っている。

 

植樹予定の品種はスペインの大学から取り寄せた穂木を増殖したもので先方が間違えてない限り問題ないかと思います。

現在の栽培品種は

ミッション、ネヴァディロブランコ、マンザニロ、ルッカ、ピクアル、コロネイキ、アルベキーナ、パラゴン、

ノチェラーラ・デル・ベリーチェ、ペンドリーノ、チプレッシーノ、レッチーノ、アスコラーナ、モライオーロ、

フラントイオ、オヒブランカ、ファルガ、コルニカブラ、ピコリモン、コルネスエロ・デ・ハエン。

現状、山梨での生産性と適性があると思えるのは3品種。

 

昨年オイルと漬物を試作し、理化学試験、微生物試験、官能評価もしました。

今年の秋商品化をします。

オリーブ製品の6次産業の会社から独立して山梨でのチャレンジですが、

日記代わりに色々書きますのでよろしくお願いします。